【5月26日 AFP】カンピオナート・ブラジレイロ(ブラジル全国選手権)1部のサントスFC(Santos FC)に所属するネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)が25日、スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)との契約を交わすと発表した。

 21歳の新星ネイマールは、写真共有アプリ「インスタグラム(Instagram)」の自身のアカウントでFCバルセロナとの契約について報告し、「月曜日にバルセロナとの契約書にサインする。最高の9年間を過ごさせてくれたサントスのファンに感謝したい」と書き込んだ。

 また、FCバルセロナも公式ホームページ上で、「FCバルセロナとサントスはネイマールの条件で合意に至った。ブラジル人選手はFCバルセロナのユニホームをこれから5年間着用する」と発表している。

 ネイマールについては、FCバルセロナと同リーグのライバル、レアル・マドリード(Real Madrid)の双方から獲得の申し出があったと、サントスの副会長がスペイン全国紙パイス(El Pais)に対して語っていた。

 4年間をサントスのレギュラーとして過ごしたネイマールは、その若さながらこれまでに通算256試合に出場し、156得点77アシストを挙げてきた。うち、ブラジル代表として32試合で20得点を記録している。

 2011年には、ペレ(Pele)氏が在籍した1960年代以来となるリベルタドーレス杯2011(Copa Libertadores de America 2011)制覇へチームを導いた。

 ネイマールはインスタグラムに「複雑な瞬間だ。(お別れを言うことが)悲しくもあり、(新しい挑戦へ踏み出すことが)うれしくもある」と書き込んだ。

 ネイマールのサントスでの最終戦は、26日に行われるブラジル全国選手権の今季開幕戦のフラメンゴ(Flamengo)戦となる。

「もう1度ピッチに立つ機会を得て、ファンが僕の名前を叫ぶのを聞きたいと思ってる」

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