【5月22日 AFP】スペイン1部リーグ、アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)のミゲル・アンヘル・ヒル・マリン(Miguel Angel Gil-Marin)GMは21日、所属するFWラダメル・ファルカオ・ガルシア(Radamel Falcao Garcia)の移籍を容認した。

 アトレティコは、ファルカオ自身に今後の移籍、あるいは残留の決定権を委ねた。

 今シーズンのリーグ戦で28ゴールを挙げ、欧州のトップクラブから巨額のオファーが届いている言われるファルカオについて、ヒル・マリンGMは、残留するかどうかは分からないと語った。

 シンガポールに滞在中のヒル・マリン氏はで記者の質問に対し、「来シーズン?分からないね。ファルカオ次第だ。ファルカオが移籍を決断するのであれば、それを支援するし、残留を選べばわれわれにとって完璧だ」とコメントした。

 チェルシー(Chelsea)、ASモナコ(AS Monaco)、レアル・マドリード(Real Madrid)、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)、そして英国内の報道によると5400万ポンド(約84億円)の移籍金を用意しているマンチェスター・シティ(Manchester City)が、長髪のコロンビア人ストライカーに触手を伸ばしている。

 しかしながらファルカオは先週、ASモナコと契約間近なのではないかという行きすぎた憶測を一笑に付した。

「報道されたことを信じるなら、私はすでにマンチェスター・ユナイテッドやチェルシー、レアル・マドリードと、欧州の半分のクラブと契約したことになる。昨年は、皆さんがクラブには私を残留させるだけの資金がなく、私が移籍するのではないかと言っていた」

「言えることは、私にはアトレティコとの契約があると言うことで、すべては憶測に過ぎないという事だけ」

 スペイン国王杯(Copa del Rey 2012-13)決勝でライバルのレアル・マドリードを下して優勝を飾ったアトレティコは、現在シンガポールに滞在しており、21日には子供向けのサッカークリニックを開催した。22日には同地で親善試合を行う予定となっている。(c)AFP