【5月20日 AFP】12-13スペイン1部リーグは19日、第36節の試合が各地で行われ、FCバルセロナ(FC Barcelona)は2-1でレアル・バジャドリード(Real Valladolid)に勝利した。

 悪天候の影響で、9万9354人が収容可能なカンプ・ノウ(Camp Nou)には5万6055人の観客しか訪れず、バルセロナにとって今季ホームゲーム最少の観客動員数となった。

 リオネル・メッシ(Lionel Messi)とダニエル・アルヴェス(Daniel Alves)が負傷している中、バルサはけがによる数週間の離脱から復帰したビクトル・バルデス(Victor Valdes)とハビエル・マスケラーノ(Javier Mascherano)を含む、可能な限り強力なメンバーを揃えた。

 試合はバルセロナが前半21分のペドロ・ロドリゲス・レデスマ(Pedro Rodriguez Ledesma)による先制点と、同42分のバジャドリードのマルク・バリエンテ(Marc Valiente Hernandez)によるオウンゴールでリード。

 後半にはビクトル・ペレス・アロンソ(Victor Perez Alonso)に1点返されたが、バルサは試合を制して勝ち点3を得た。

 12日に通算22度目のリーグ優勝を決めたバルサは、試合後に優勝セレモニーを行った。

 セレモニーではティト・ビラノバ(Tito Vilanova)監督とエリック・アビダル(Eric Abidal)がチームの前で優勝トロフィーを掲げ、リーグ制覇を祝った。ビラノバ監督は唾液腺がんの治療、アビダルは肝移植手術を受け、それぞれ療養のため今シーズンの大部分を逃したが、その後復帰を遂げている。

 キャプテンのカルレス・プジョル(Carles Puyol)は、「とても難しいシーズンだったが、リーグ優勝を果たすことができた。そして何よりも、ティトとアビダルが今我々とここにいることが素晴らしい」とコメントした。

 また、ビラノバ監督も観衆に対し、「順境、逆境の時を通じて、我々を信じてくれ、そして応援してくれてありがとうございます。ファンがいなかったら、何もかもが意味を持たない」と感謝の辞を述べた。

 バルセロナは、レアル・マドリード(Real Madrid)が前シーズンに達成した勝ち点100のリーグ記録に並ぶべく、シーズン残り試合全勝を狙う。(c)AFP