【5月18日 AFP】サッカースペイン国王杯(Copa del Rey 2012-13)は17日、決勝が行われ、アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)が延長の末、2-1でレアル・マドリード(Real Madrid)を下し、通算10度目の優勝を飾った。

 ここ14年間に行われた25試合でアトレティコに無敗を誇っていたレアルは、前半14分にルカ・モドリッチ(Luka Modric)のCKからクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)がヘディングシュートを決め、幸先良く先制した。

 しかし、アトレティコは同35分にラダメル・ファルカオ・ガルシア(Radamel Falcao Garcia)のパスから抜け出したジエゴ・コスタ(Diego da Silva Costa)が得点して同点に追いつくと、その後レアルのメスト・エジル(Mesut Ozil)、カリム・ベンゼマ(Karim Benzema)、ロナウドのシュートが枠に嫌われるという幸運にも恵まれた。

 さらにレアルは、ジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督が審判団に判定について抗議したことで後半30分過ぎに退席処分を言い渡された。

 試合は同点のまま迎えた延長前半9分、コケ(Jorge Resurreccion Merodio ''Koke'')のクロスにミランダ(Joao Miranda de Souza Filho)が頭で合わせて、アトレティコが勝ち越しに成功した。

 延長後半9分にはレアルのロナウドがガビ(Gabi)への遅れたタックルで一発退場となり、さらに終了間際にガビがこの試合2枚目の警告で退場処分となったが、アトレティコは逃げ切りに成功した。

 モウリーニョ監督は4試合のベンチ入り禁止処分を受ける可能性があるため、レアルのベンチにしっかりと腰を落ち着ける姿を見るのは今回が最後となるかもしれない。(c)AFP