【5月5日 AFP】12-13スペイン1部リーグは4日、第34節の試合が各地で行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)は4-3でレアル・バジャドリード(Real Valladolid)を下した。

 本拠地サンチャゴ・ベルナベウ(Santiago Bernabeu Stadium)での点の取り合いを制したレアル・マドリードが、FCバルセロナ(FC Barcelona)のリーグ優勝決定に待ったをかけた。

 この試合の結果、首位バルセロナと2位レアル・マドリードとの勝ち点差は8に縮まった。もし5日のレアル・ベティス(Real Betis)戦にバルセロナが勝利を収めても、残り4節を残して勝ち点差は11となり優勝はまだ決まらない。

 レアル・マドリードは前半8分、アンヘル・ファビアン・ディ・マリア(Angel Fabian Di Maria)の緩慢な横パスをバジャドリードのオスカル・ゴンサレス(Oscar Javier Gonzalez Marcos)にインターセプトされると、ディフェンスの背後のスペースに持ち込まれ、GKディエゴ・ロペス(Diego Lopez)の脇を抜かれて先制を許した。

 この失点で目を覚ましたレアル・マドリードは、カカ(Kaka)のシュートがバジャドリードのGKハイメ・ヒメネス(Jaime Jimenez)のファインセーブに阻まれたものの、同26分にディ・マリアがペナルティーエリア内に切り込み放ったシュートがマルク・バリエンテ(Marc Valiente Hernandez)に当ってオウンゴールとなり、同点に追いついた。

 ジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督率いるレアル・マドリードはその後も攻撃の手を緩めず、同32分にディ・マリアからのゴール方向にカーブするクロスに高く跳んだクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)が頭で合わせ、自身今季リーグ戦32点目となるゴールを決めた。

 しかし、その3分後に今度はバジャドリードはオスカルの絶妙なスルーパスを出すと、左サイドに抜け出したオマール・ラモス(Omar Ramos)の低いクロスにハビエル・ゲーラ(Javier Guerra Rodriguez)がファーポストで合わせ、同点ゴールを決めた。

 それでもレアル・マドリードは後半3分、カリム・ベンゼマ(Karim Benzema)とのコンビネーションからカカがGKヒメネスは手に当てながらも勝ち越しゴールを決めた。

 その後、ファビオ・コエントラン(Fabio Coentrao)のクロスにロナウドがヘディングで合わせながらも枠を外すと、モウリーニョ監督はとどめを刺すためにメスト・エジル(Mesut Ozil)、シャビ・アロンソ(Xabi Alonso)を投入。すると同25分、ロナウドはエジルのCKにまたしてもヘディングで合わせ、リードを広げた。

 ゴール・オブ・ザ・デイは、後半42分にバジャドリードのルイス・サストレ(Lluis Sastre Reus)が約27メートルの距離からゴール左隅に決めた、強烈なボレーシュートだった。(c)AFP/Kieran CANNING