【4月21日 AFP】12-13スペイン1部リーグは20日、第32節の試合が各地で行われ、FCバルセロナ(FC Barcelona)は1-0でレバンテ(Levante)を下した。

 バルセロナは同日の試合で勝利したレアル・マドリード(Real Madrid)とともに白星を挙げ、欧州チャンピオンズリーグ2012-13(UEFA Champions League 2012-13)準決勝に向けて弾みをつけた。

 リオネル・メッシ(Lionel Messi)を負傷で欠くバルセロナは決然たる戦いを見せるレバンテ相手に苦しんだものの、セスク・ファブレガス(Cesc Fabregas)が後半39分に決勝点を挙げ、数字上ではリーグ優勝まであと2勝と迫った。

 バルセロナのティト・ビラノバ(Tito Vilanova)監督は23日のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)戦に向け主力選手を先発から外すなど休養を取らせ、一方で昨年4月に肝移植手術を受けたエリック・アビダル(Eric Abidal)が14か月ぶりに先発復帰した。

 バルセロナは序盤にアンドレス・イニエスタ(Andres Iniesta)がレバンテのパパ・ディオプ(Pape Diop)に倒されると厳しい判定もありPKを手にしたが、ダビド・ビジャ(David Villa&)のシュートをレバンテのGKケイロール・ナバス(Keylor Navas)がセーブした。
 
 前半残り時間にもプレスをかけるバルセロナだったが、ダニエル・アルヴェス(Daniel Alves)とビジャのロングシュートはことごとくナバスにセーブされてしまった。

 後半に入っても同じような展開が続く中、レバンテのロベルト・アクアフレスカ(Robert Acquafresca)のゴールが誤った判定でオフサイドとされるなど、むしろレバンテがリードを取ることができないのが不運だとも取れる状況となった。

 しかし、バルセロナは途中出場のアレクシス・サンチェス(Alexis Sanchez)がペナルティーエリアに流し込んだパスを受けたセスクが、ナバスの伸ばした手とファーサイドのゴールポストの間を通すグラウンダーのシュート決め、決勝点を挙げた。(c)AFP/Kieran CANNING