【4月19日 AFP】スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)で指揮を執るジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督が、ユースチームのコーチに今季終了後の退任を示唆したと報じられ、同監督の去就はさらに不透明さを増した。

 スペインのスポーツ紙「アス(AS)」によると、マドリード近郊に拠点を置く育成クラブのカニージャス(Canillas)のマヌエル・アルバレス(Manuel Alvarez)会長がインタビューに応じ、15日に特別授業を行ったモウリーニョ監督が退任を示唆したと伝えている。

 アルバレス会長は「モウリーニョ監督は私たちに対し、来年は特別授業を行うことができない。もうここにはいないから無理だと話していた。半分は冗談で、あとの半分は本気だった」と語った。

 またアルバレス会長は、「私たちは彼の将来について何も尋ねなかったので、彼も去就について何も語らなかった」と明かしている。

 スペインのパイス(El Pais)紙は14日に、モウリーニョ監督がイングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)に復帰すると報じた。チェルシーには、マラガ(Malaga CF)を率いるマヌエル・ペジェグリーニ(Manuel Pellegrini)氏の監督就任の噂も取りざたされている。

 23日にボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)との欧州チャンピオンズリーグ2012-13(UEFA Champions League 2012-13)準決勝を控えるレアル・マドリードとモウリーニョ監督は、2016年まで契約を結んでいる。

 以前からモウリーニョ監督は、自身の去就についてシーズン終了後にレアル・マドリードのフロレンティノ・ペレス(Florentino Perez)会長と話し合うと主張している。(c)AFP