【4月14日 AFP】スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)は13日、翌14日に敵地で行われるレアル・サラゴサ(Real Zaragoza)戦の遠征にリオネル・メッシ(Lionel Messi)を帯同しないことを明らかにした。

 メッシに加え、スペイン代表のアンドレス・イニエスタ(Andres Iniesta)、セルヒオ・ブスケッツ(Sergio Busquets)、ジョルディ・アルバ(Jordi Alba)の3選手も遠征から外れた。  世界年間最優秀選手「FIFAバロンドール(FIFA Ballon d'Or)」に輝いているメッシは、ハムストリングスを負傷しているにもかかわらず、10日の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2012-13)のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)との準々決勝第2戦に途中出場し、試合最後の約30分間プレーした。

 この試合でけがが悪化することはなかったが、バルセロナは23日に行われるバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)との準決勝第1戦までメッシを休ませると見られる。

 同じようにブスケッツも骨盤のけがを理由にチームから外されているが、イニエスタとアルバの欠場は首脳陣による采配によって決められた。

 その一方で、13日のトレーニングでアドリアーノ・コレイア(Adriano Correia)が復帰したことは、バルセロナにとって朗報となった。コレイアはサラゴサ戦に向けて選出された18人の中に名を連ねている。

 バルセロナのジョルディ・ロウラ(Jordi Roura)助監督は13日に開かれた記者会見で、バイエルン・ミュンヘン戦までにメッシが全快することを願っていると語った。

「メッシのけがの経過は様子をみないとわからない。幸運なことに、症状は悪化はしていない。今日から23日の間に完全なコンディションに戻ってくれることを願っている」

「ここのところ、試合のスケジュールが最悪だった。チームとしての試合の上に、スペイン代表の国際試合も多くあった。そして何よりも、故障が多かった。これらの要素が相まって 、チームが若干切羽詰まっていることは確かだ」

「しかし我々のチームには大勢の選手がおり、あらゆる困難も克服することができた。そして現在バルセロナはリーグ首位に立っているし、チャンピオンズリーグの準決勝にまで進んでいる」

(c)AFP