【3月30日 AFP】スペイン1部リーグ、FCバルセロナ(FC Barcelona)のティト・ビラノバ(Tito Vilanova)監督が4月2日の欧州チャンピオンズリーグ2012-13(UEFA Champions League 2012-13)準々決勝、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)戦でベンチに復帰する可能性が出てきた。

 44歳のビラノバ監督は約2か月間の米・ニューヨーク(New York)でのがん治療を終え、26日にスペインに帰国した。

 ビラノバ監督の代わりに暫定監督としてチームの指揮を執っていた、ジョルディ・ロウラ(Jordi Roura)氏によると、監督はチームのトレーニングの指導には戻っているが、医師には30日に敵地で行われるセルタ(Celta de Vigo)戦に遠征することは避けた方が良いと助言されているという。

 ロウラ氏は「治療終了後の約10日間は体力的にとてもきつい。だから我々は監督に静養してほしかったが、監督は練習に顔を出している」と話した。

「監督の病状は回復しており、パリ(Paris)への遠征には参加できる可能性は高い」

 またロウラ氏は、「ティトの復帰の意義は大きい。『ボスが帰ってくる』ということはとても重要なことだ。チームに活力を与えてくれる」と喜びを語った。(c)AFP