【3月7日 AFP】スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)は6日、所属するGKのビクトル・バルデス(Victor Valdes)に4試合の出場停止処分が下されたと発表した。

 バルデスは1-2で敗れた2日のレアル・マドリード(Real Madrid)との試合後、ミゲル・ペレス・ラサ(Miguel Perez Lasa)主審に抗議してレッドカードを提示されていた。

 後半ロスタイムにレアル・マドリードのセルヒオ・ラモス(Sergio Ramos)がアドリアーノ・コレイア(Adriano Correia)を倒したように見える場面でPKが与えられなかったため、バルデスは主審に激しく詰め寄った。

 バルデスにはイエローカードを提示されたものの、その後も引き下がらずに抗議を続けたため、主審は改めてレッドカードを提示した。審判団はその後の報告で、バルデスから繰り返し罵声を浴びたことを明かしている。

 FCバルセロナは処分に対して異議申し立てを行う意思を表明したものの、処分の撤回や軽減がなければ、バルデスはデポルティボ・ラ・コルーニャ(Deportivo La Coruna)、ラージョ・バジェカーノ(Rayo Vallecano)、マジョルカ(RCD Mallorca)、セルタ(Celta de Vigo)と対戦するリーグ戦4試合に出場できない。

 しかしながらバルデスは、ACミラン(AC Milan)と対戦する12日の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2012-13)決勝トーナメント1回戦第2戦には出場可能となっている。

 第1戦を0-2で敗れているFCバルセロナにとって、本拠地カンプ・ノウ・スタジアム(Camp Nou stadium)で行われる第2戦は逆転を目指す重要な一戦となっている。(c)AFP