【1月13日 AFP】12-13スペイン1部リーグは12日、第19節の試合が行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)はオサスナ(CA Osasuna)と0-0で引き分けた。

 下位に低迷するオサスナと引き分けに終わったレアル・マドリードは、首位FCバルセロナ(FC Barcelona)との勝ち点差15を縮めることができず、ジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督はより厳しい状況に置かれることになった。

 公式戦最近2試合でチームが記録した計8得点のうち、一人で5得点を挙げているクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)を出場停止で欠いたレアル・マドリードは、攻撃に創造性を欠いた上に、カカ(Kaka)が途中出場ながら退場処分となった。

 この結果、レアル・マドリードの勝ち点37は変わらず、2位につけるアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)との勝ち点差は4のままとなっている。また、首位を独走するFCバルセロナが13日の試合でマラガ(Malaga CF)に勝利すれば、レアルとバルセロナの勝ち点差は18まで広がることになる。

■攻撃陣不発のレアルに追い討ちをかけたカカの退場

 5試合の出場停止処分が科されたセルヒオ・ラモス(Sergio Ramos)と、リーグ戦60試合連続出場を続けていたロナウドを欠いたレアル・マドリードのモウリーニョ監督は、両者の代役にゴンサロ・イグアイン(Gonzalo Higuain)とファビオ・コエントラン(Fabio Coentrao)を起用した。

 またモウリーニョ監督は、センターバックにリカルド・カルバーリョ(Ricardo Carvalho)ではなく、今シーズンのリーグ戦出場3試合のラウル・アルビオル(Raul Albiol)を起用している。

 前半25分にレアル・マドリードは、イグアインがオサスナのGKをかわして中央のサミ・ケディラ(Sami Khedira)に折り返したが、この好機をオサスナのマルク・ベルトラン(Marc Bertran)に阻まれると、同35分にはホセ・マリア・カジェホン(Jose Maria Callejon)がヘディングで得点を狙ったものの、シュートはバーの上を外れた。

 後半に入るとレアル・マドリードは、この試合で初めてのピンチを迎えたが、オサスナのキケ・ソラ(Kike Sola)が放ったシュートは守護神のイケル・カシージャス(Iker Casillas)がしっかりと防いだ。

 その後モウリーニョ監督は、後半13分にイグアインとアンヘル・ファビアン・ディ・マリア(Angel Fabian Di Maria)に代えてカカとカリム・ベンゼマ(Karim Benzema)を送り込んだが、オサスナはロロ(Manuel Ortiz Toribio, aka "Lolo")とエミリアノ・アルメンテロス(Emiliano Daniel Armenteros)が立て続けにゴールに迫った。

 さらにレアル・マドリードは、途中出場のカカが投入後18分で2度の警告を受けて退場処分となり、残り15分を10人で戦うことを強いられた。モウリーニョ監督は、機能していなかったルカ・モドリッチ(Luka Modric)を下げてメスト・エジル(Mesut Ozil)を起用したものの、チームは立ち直ることができなかった。(c)AFP/Dermot Ledwith