【12月24日 AFP】スペイン1部リーグ、レアル・マドリード(Real Madrid)の主将を務めるイケル・カシージャス(Iker Casillas)が23日、この10年間で初めて先発メンバーから外されたことを受けて、ジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督の判断が間違っていたことを証明してみせると息を巻いた。

 22日に行われた12-13スペイン1部リーグ第17節のマラガ(Malaga)戦で、W杯(World Cup)出場経験を持つカシージャスが控えに入り、代わりに25歳のアントニオ・アダン(Antonio Adan)が先発GKに起用されたが、レアルは2-3で敗北を喫した。

 カシージャスはスペインのテレビ局ラ・セクタ(La Sexta)に対し、「控えでいることに慣れていないけど、何よりもチームの一員であることを優先するよ。やるべきことは、練習を積んで再び自分の居場所を取り戻すこと。モウリーニョ監督は事前に何も言ってこなかったけど、指揮官の指示に従うのが僕たちの仕事。自分としては調子の良さを感じているが、判断するのは監督であり、監督の信頼を取り返すべく練習するしかない。いつどこにおいても健全な競争の場はある」とコメントした。

 一方、首位のFCバルセロナ(FC Barcelona)に勝ち点16差をつけられているレアルのモウリーニョ監督は23日、クリスマス休暇を過ごすリスボン(Lisbon)に到着し、「心からの誠意を持っている。どの試合にもベストな布陣で臨もうとしているのさ」と、カシージャスを外したのは間違っていなかったと改めて断言した。(c)AFP