【12月13日 AFP】スペイン1部リーグのアスレティック・ビルバオ(Athletic Bilbao)に所属するフェルナンド・ジョレンテ(Fernando Llorente)が、2013年6月の契約満了後にイングランド・プレミアリーグへの移籍を検討していると明らかにした。

 トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)やマンチェスター・シティ(Manchester City)、アーセナル(Arsenal)の3クラブがスペイン代表にも選出されている27歳のジョレンテの移籍候補先とされており、ジョレンテ自身も同リーグへの移籍に興味を示していることを認めた。 シーズンオフ期間中にビルバオとの契約更新を断って以来、ジョレンテは今季公式戦で1度しか先発メンバーに名を連ねていない。

 英カイスポーツ(Sky Sports)に対しジョレンテは12日、「プレミアリーグはとても気に入っている。何度か言っていいるけど、プレミアリーグにはとても魅力を感じている。どうなるかは分からないけど、(プレミアリーグへの移籍は)自分の将来にとって良い選択肢のひとつ。シーズンが終わってからでないとどうなるか分からないよ」とコメントした。

 また、イタリア・セリエAの首位に立つユベントス(Juventus)への移籍ですでに合意したとの報道については、「人々に噂するのはもっともだと思うけど、最終的には規則を守らなくちゃならない。僕はアスレティックの選手で、年明けまではどのチームとも契約を交わすことはできないからね」と否定した。

 ジョレンテは前週の記者会見で、ビルバオを退団する意向を発表した。ジョレンテは、契約更新に伴いビルバオから素晴らしいオファーを受けたものの、メディアがジョレンテが移籍すると「虚偽」の報道を伝えたので、試合中にサポーターから揶揄されるようになったとし、退団を決断した。

「契約更新の時、メディアの対応がマイナスになった。メディアの報道が、自分がピッチに出ると悪い雰囲気になる原因のひとつとなった。これが契約更新をしない理由なんだ」とジョレンテは説明している。(c)AFP