【12月3日 AFP】12-13スペイン1部リーグは2日、第14節の試合が各地で行われ、レアル・ベティス(Real Betis)が3-2でデポルティボ・ラ・コルーニャ(Deportivo La Coruna)に勝利した。

 べティスは、ホエル・キャンベル(Joel Campbell)がレンタル移籍元であるイングランド・プレミアリーグ、アーセナル(Arsenal)に欠けているものをみせつけるような豪快な決勝点を決め、デポルティボに競り勝った。

 前半39分と後半11分にルベン・カストロ(Ruben Castro)が得点を挙げ2点を先行したべティスは、その後デポルティボのイバン・リキ(Ivan Riki)に後半12分と17分に立て続けにゴールを許して追いつかれたが、ベナト(Benat Etxebarria)のパスを受けたキャンベルが同32分に決勝点を挙げた。

 期限付きで今夏べティスに加入した20歳のキャンベルは、カーブをかけた約25メートルのシュートをゴール右上隅に突き刺してチームを4位へ押し上げるとともに、荒削りではあるもののウィンガーとしての才能を見せつけた。

 キャンベルは母国コスタリカのデポルティボ・サプリサ(Deportivo Saprissa)から2011年8月にアーセナルへ移籍したものの、11-12シーズンはフランスリーグ1のロリアン(FC Lorient)へ、今季はべティスへレンタルに出されていた。

 スピードとドリブルセンスに恵まれながらプレーにむらのあったキャンベルだが、左サイドのフアン・カルロス・ペレス(Juan Carlos Perez)が負傷を受け出場したデポルティボ戦では、チャンスを存分に生かした。(c)AFP/Tim Hanlon