【11月25日 AFP】12-13スペイン1部リーグは24日、第13節の試合が各地で行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)は0-1でレアル・ベティス(Real Betis)に敗れた。  敗戦を喫したレアルは、首位に立つ宿敵FCバルセロナ(FC Barcelona)との勝ち点差を8のままとし、リーグ制覇の望みが大きく遠のいた。 25日に行われるFCバルセロナ対レバンテ(Levante)戦の結果次第では、その勝ち点差は最大11まで広がる可能性もある。  また、同じマドリード(Madrid)に本拠地を置くライバルのアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)とレアルの勝ち点差も5と変わっていない。レアルは、第14節にアトレティコとのマドリード・ダービーを迎える。  試合は、ベティスのベナト(Benat Etxebarria)が挙げた今季3得点目となるゴールが勝敗を分けた。  試合序盤はレアルのクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)がシュートを2度放つ場面が見られた。しかし、両チームとも試合の主導権を握れずに迎えた前半17分、ベティスは敵陣深くに攻め込むと、レアルのアンヘル・ファビアン・ディ・マリア(Angel Fabian Di Maria)がクリアに失敗。それを拾ったべネトが、サミ・ケディラ(Sami Khedira)をかわし、GKイケル・カシージャス(Iker Casillas)を破るシュートを叩き込んだ。  今季3得点を挙げているベナトは、その全てをペナルティーエリア外から決めており、ビセンテ・デル・ボスケ(Vicente del Bosque)監督がスペイン代表になぜベナトを召集するのかを、自ら再び証明してみせた。  18日に行われた前節セビージャFC(Sevilla FC)とのアンダルシアダービーで1-5と無念の敗戦を喫したベティスだったが、この勝利でレアルとの勝ち点差を4に縮め、5位に順位を上げている。(c)AFP/Dermot Ledwith