【11月4日 AFP】12-13スペイン1部リーグは3日、第10節の試合が各地で行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)は4-0でレアル・サラゴサ(Real Zaragoza)に勝利した。

 レアル・マドリードは、前半半ばにゴンサロ・イグアイン(Gonzalo Higuain)とアンヘル・ファビアン・ディ・マリア(Angel Fabian Di Maria)が、後半終了間際にミカエル・エシアン(Michael Essien)とルカ・モドリッチ(Luka Modric)がそれぞれ短時間での連続ゴールを挙げ勝利した。

 このところ好調を保っているレアル・マドリードだが、クラブ新記録を達成するなど最高のスタートを切っているFCバルセロナ(FC Barcelona)との勝ち点差は8のまま縮まらず、背中を捉えるのは今後も難しいとみられる。

 FCバルセロナは現在、リーグ開幕からの成績を9勝1分とし、ルイス・ファン・ハール(Louis van Gaal)氏が率いていた1997-98シーズンのクラブ記録を更新している。

 レアル・マドリードはマルセロ(Marcelo Vieira Da Silva Junior)、ファビオ・ コエントラン(Fabio Coentrao)が引き続き負傷離脱しているが、この試合ではアルバロ・アルベロア(Alvaro Arbeloa)が復帰して左サイドバックに入り、また出場停止のシャビ・アロンソ(Xabi Alonso)と負傷のサミ・ケディラ(Sami Khedira)を欠く中盤にミカエル・エシアン(Michael Essien)が入ったことで、守備に改善が見られた。

 レアル・マドリードは前半23分、コーナーキックから先制点を奪った。ラウル・アルビオル(Raul Albiol)の力強いヘディングシュートはサラゴサのGKロベルト・ヒメネス(Roberto Jimenez)のセーブに遭ったものの、こぼれ球をイグアインが決めた。その2分後にディ・マリアが角度のないところからのシュートを1度はGKに防がれながらも、跳ね返りを自ら蹴り込んでリードを広げたレアル・マドリードは、後半43分と同ロスタイムにエシアンとモドリッチが追加点を挙げ、勝利に花を添えた。(c)AFP/Tim Hanlon