【11月1日 AFP】サッカースペイン国王杯(Copa del Rey 2012-13)は31日、4回戦の第1戦が各地で行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)は4-1でアルコジャーノ(CD Alcoyano)に先勝した。

 カリム・ベンゼマ(Karim Benzema)が2得点、カカ(Kaka)とホセ・ロドリゲス(Jose Rodriguez)が1得点ずつを挙げて勝利したレアル・マドリードは、第2戦を前にアルコジャーノの16強進出に大きく立ちふさがった。

 レアル・マドリードのジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督はターンオーバーを採用し、アルバロ・モラタ(Alvaro Morata)やナチョ(Jose Ignacio Fernandez Iglesias 'Nacho')とアレックス (Alejandro Fernandez Iglesias 'Alex')のフェルナンデス兄弟らリザーブチームの面々を、リカルド・カルバーリョ(Ricardo Carvalho)やミカエル・エシアン(Michael Essien)ら経験豊富な各国代表選手とともに先発起用した。

 スペイン3部リーグに所属するアルコジャーノとのアウェー戦にイケル・カシージャス(Iker Casillas)やペペ(Pepe)、セルヒオ・ラモス(Sergio Ramos)、シャビ・アロンソ(Xabi Alonso)、メスト・エジル(Mesut Ozil)、クリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)を遠征に帯同させなかったレアル・マドリードだったが、ほぼ予想通り序盤から試合を支配した。

 レアル・マドリードは前半21分、カシージャスの代役を務めたGKアントニオ・アダン(Antonio Adan)からのロングボールを起点にベンゼマがヘディングシュートを決めて先制すると、前半終了間際にはカカが左足で追加点を挙げた。

 後半21分には途中出場した17歳のロドリゲスがカーブをかけた右足のシュートで3点目を決め、夢のようなデビュー戦を飾った。

 その5分後にアルコジャーノはハビ・ララ(Javi Lara)が直接FKを沈め、得るに値するゴールを挙げて1点を返したが、レアル・マドリードは試合終了2分前のにベンゼマが疲れの見えるアルコジャーノ守備陣の裏へ抜け出して4点目を挙げた。

 アルコジャーノは敵地サンチャゴ・ベルナベウ(Santiago Bernabeu Stadium)で行われる第2戦で、この結果をひっくり返すという難題に直面することになった。(c)AFP