【9月23日 AFP】12-13スペイン1部リーグは22日、第5節の試合が行われ、FCバルセロナ（FC Barcelona）は途中出場のシャビ・エルナンデス（Xavi Hernandez）が試合終盤に決勝点を挙げ、グラナダ（Granada CF）に2-0で快勝した。

　開幕5連勝で勝ち点を15に伸ばしたFCバルセロナは、23日にラージョ・バジェカーノ（Rayo Vallecano）と対戦する宿敵レアル・マドリード（Real Madrid）との勝ち点差を11に広げている。

　故障者を多く抱えるFCバルセロナは、戦列を離れているカルレス・プジョル（Carles Puyol）とジェラール・ピケ（Gerard Pique）の代役にハビエル・マスケラーノ（Javier Mascherano）とアレクサンドル・ソング（Alexandre Song）を起用した。

　開幕から低迷しているグラナダは、マスケラーノとソングの息が合っていないことを生かして序盤からアントニオ・フローロ・フローレス（Antonio Floro Flores）とミケル・リコ（Mikel Rico Moreno）が得点を狙い、さらにはギリェルメ・シケイラ（Guilherme Siqueira）がチャンスを作りながらも、FCバルセロナのGKビクトル・バルデス（Victor Valdes）の牙城を崩すまでには至らなかった。

　一方、アンドレス・イニエスタ（Andres Iniesta）がけがのため欠場し、シャビを先発から外したFCバルセロナは、攻撃に流動性を欠きながらもゴールに迫ったが、グラナダのGKトニョ（Antonio 'Tono' Rodriguez）の好守により得点を奪えなかった。

　そして引き分け濃厚とみられていた後半41分、FCバルセロナはシャビのゴールで先制すると、試合終了間際にはグラナダのボルハ・ゴメス（Borja Gomez）のオウンゴールで追加点を挙げた。

　素晴らしいセーブを連発して終盤までFCバルセロナの攻撃を無失点で切り抜けていたグラナダのGKトニョだったが、クロスバーに当たってゴールマウスの中に入ったシャビのシュートを止めることができず、その後のオウンゴールは不運だった。(c)AFP/Tim Hanlon