【6月16日 AFP】スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)は15日、退任したジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)氏の後を引き継いだティト・ビラノバ(Tito Vilanova)監督と2年契約を結んだと発表した。

 FCバルセロナのサンドロ・ロセール(Sandro Rosell)会長は、グアルディオラ前監督が退任を発表した4月27日にアシスタントコーチのビラノバ氏を後任に指名しており、両者は契約締結に向けて話し合いを行っていた。

 クラブで成功を収めたグアルディオラ氏と自分では比較対象にならないと語ったビラノバ監督は、チーム編成を大きく変える予定はないとしながらも、中盤と左ウイングの新戦力を探していることを明らかにした。

 またビラノバ監督は、退団の噂が取りざたされているブラジル代表ディフェンダー(DF)のダニエル・アルヴェス(Daniel Alves)が残留することを強調している。

 ビラノバ監督は、「アルヴェスが退団することはない。われわれは彼の残留を望んでいるし、彼はとても重要でチームに欠かせない主力選手だ」と語った。

 FCバルセロナの下部組織出身で、現役時代はセルタ(Celta de Vigo)や下部リーグのクラブなどに在籍していたビラノバ監督は、2007年に下部チームのコーチに就任すると、その後はグアルディオラ前監督の右腕としてトップチームに携わった。

 4月に退任を発表したグアルディオラ監督は、チームを率いた4年間でスペイン1部リーグとスペイン・スーパーカップ(Spanish Super Cup)を3度、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)とクラブW杯(FIFA Club World Cup)、UEFAスーパーカップ(UEFA Super Cup)、スペイン国王杯(Copa del Rey)で2度の優勝を飾り、FCバルセロナに合計14個のタイトルをもたらした。(c)AFP

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