【5月4日 AFP】11-12スペイン1部リーグで4か国目のリーグ制覇を成し遂げたレアル・マドリード(Real Madrid)のジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督が、5か国目となるリーグで指揮を執りたいと考えていないことを明らかにした。

 これまで指揮を執ったポルトガルリーグのFCポルト(FC Porto)、イングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)、イタリア・セリエAのインテル(Inter Milan)でリーグ制覇を果たしているモウリーニョ監督は、2日に行われたリーグ第20節延期分の試合でアスレティック・ビルバオ(Athletic Bilbao)に3-0で勝利し、自身の経歴に新たなタイトルを加えた。

 ポルトガルのテレビ番組SICのインタビューに応じたモウリーニョ監督は、「母国(ポルトガル)と欧州3大リーグ、自分にとって重要だったタイトルをすべて獲得できた。もう他の国で優勝したいという野望はない。興味が沸く国はもうない」と語った。

 モウリーニョ監督以外でこれまで4か国以上でのリーグ制覇を成し遂げた指揮官には、イタリアのジョバンニ・トラパットーニ(Giovanni Trapattoni)氏、オーストリアのエルンスト・ハッペル(Ernst Happel)氏、クロアチアのトミスラフ・イビッチ(Tomislav Ivic)氏がいる。

 またモウリーニョ監督は、スペイン1部リーグを制したレアル・マドリードより、難解なフットボールを実践するFCバルセロナ(FC Barcelona)を支持する一部の批評家に対して言及している。

 シーズン終了まで2試合を残しているレアル・マドリードは、ここまでリーグの1シーズン通算得点記録を更新する計115得点を挙げており、モウリーニョ監督は「私のチームは史上最も素晴らしいパフォーマンスを披露した。しかし、識者の中にはサッカーの戦術が1種類しかないと思っている人が存在している。グーグル(Google)でサッカーを学んだ人だ。彼らは知識はあるものの、実際は何も理解していない」と語った。

 しかしながらモウリーニョ監督は、FCバルセロナに対して敬意を表し、来シーズンの対戦を楽しみにしていると話した。

 モウリーニョ監督は、「彼らのようなチームに勝つ方がより多くのメリットを得られる。彼らは素晴らしいチームであり、これからもそうあり続けるだろう。われわれも努力し続け、また来シーズンも勝てるようにするよ」と語った。(c)AFP

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