【5月4日 AFP】11-12スペイン1部リーグで優勝を飾ったレアル・マドリード(Real Madrid)が3日、マドリード市内で優勝パレードを行い、祝福に駆けつけた大勢のサポーターとともに歓喜に酔いしれた。

 ジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督をはじめ、チーム得点王のクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)、主将のイケル・カシージャス(Iker Casillas)ら選手がオープンバスから手を振ると、集まったサポーターたちは「チャンピオンズ!オレ、オレ!」と叫び、爆竹やホーンを鳴らした。

 最近では不況による抗議活動で使用されることが多かったシベレス広場(Plaza de Cibeles)には、あらゆる世代のマドリディスタが集まり、4シーズンぶりの優勝の喜びを分かち合った。

 2日に行われた第20節延期分の試合でアスレティック・ビルバオ(Athletic Bilbao)に3-0で勝利したレアル・マドリードは、10-11シーズン王者でライバルのFCバルセロナ(FC Barcelona)に勝ち点7差をつけ、リーグ戦2試合を残して優勝を決めた。

 レアル・マドリードのリーグ制覇は2007-08年シーズン以来となり、通算32回目となる。

 マドリード市の当局によってバリケードが設置された広場中央の女神シベレス像の噴水では、銅像の首にチームフラッグを巻きつけるセレモニーがカシージャスによって行われ、盛り上がりは最高潮に達した。

 スペイン国内では、レアル・マドリード派を含む多くの新聞がアスレティック・ビルバオ戦終了後に胴上げされるモウリーニョ監督の写真を掲載し、スポーツ紙マルカ(Marca)は一面に「ザ・ベスト!」の見出しを打った。

 一方、FCバルセロナ派の新聞はそこまで熱心ではなく、マラガ(Malaga CF)戦でハットトリックを達成したリオネル・メッシ(Lionel Messi)が、今シーズンのリーグ戦通算得点数を46に伸ばし、得点王を争うロナウドに2ゴール差をつけたことを報じた。

 6歳の息子とともに祝勝会場に訪れたレアル・マドリードのサポーターの一人は、「FCバルセロナの時代が終わったと語るにはまだ早い。彼らも今シーズンとてもいいプレーを披露してしたが、レアル・マドリードの方が優勝に値する」と語った。(c)AFP

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