【5月2日 AFP】スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)は2日、勝利すれば4シーズンぶりのリーグ優勝が決まるアウェイでのアスレティック・ビルバオ(Athletic Bilbao)戦に臨む。

 今季のリーグ戦を3試合残し、2位FCバルセロナ(FC Barcelona)に勝ち点7差をつけているレアル・マドリードは、トロフィー獲得まであと1勝と迫っている。バルセロナの牙城を崩してのリーグ制覇は、欧州チャンピオンズリーグ2011-12(UEFA Champions League 2011-12)での準決勝敗退を埋め合わせるものとなる。

 優勝すればレアル・マドリードのジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督は、FCポルト(FC Porto)、チェルシー(Chelsea)、インテル(Inter Milan)でのタイトルと合わせて過去10シーズンの間に7度のリーグ制覇を味わった指揮官となり、4カ国でのタイトル獲得を達成することになる。

 また、レアル・マドリードは残り3試合で全勝すれば、ジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督率いるバルセロナが09-10シーズンに記録した勝ち点99を上回り、勝ち点100のリーグ新記録を達成することになる。

 同日マラガ(Malaga CF)戦に臨むバルセロナは、レアル・マドリードとビルバオの試合開始よりも2時間早くキックオフを迎えるため、バルセロナが敗れればレアル・マドリードの優勝が決定する。

 しかしながら、同じ状況だった4月29日の試合でバルセロナは臆するそぶりも見せず、7-0でラージョ・バジェカーノ(Rayo Vallecano)に大勝している。

 この一戦でバルセロナのリオネル・メッシ(Lionel Messi)が2得点を挙げ、通算43得点でレアル・マドリードのクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)と得点王争いの首位に並んでおり、その行方は最終節までもつれる見込みとなっている。(c)AFP/Dermot Ledwith