【10月27日 AFP】(記事更新、写真追加)11-12スペイン1部リーグ第10節は25日と26日、各地で試合が行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)は3-0でビジャレアル(Villarreal CF)に快勝したものの、レアル・ソシエダ(Real Sociedad)に3-2で競り勝ったレバンテ(Levante)がリーグ首位の座を守った。

 レバンテは最近7試合で計28得点を記録しているレアル・マドリードに勝ち点1差の首位をキープし、王者FCバルセロナ(FC Barcelona)はレバンテに2差の3位につけている。

 前半5分にカリム・ベンゼマ(Karim Benzema)の得点で先制したレアル・マドリードは、同11分にカカ(Kaka)の得点でリードを広げると、同31分にはアンヘル・ファビアン・ディ・マリア(Angel Fabian Di Maria)が追加点を挙げ、7試合ぶりの勝利を目指したビジャレアルを退けた。

 レバンテは後半ロスタイムにルベン・スアレス(Ruben Suarez)が決勝点を奪い、ソシエダから劇的勝利を収めた。

 前半4分にソシエダのダニエル・エストラダ(Daniel Estrada)に先制点を許したレバンテは、後半9分にナノ・リバス(Nano Rivas)、同16分にバルド・ロペス(Valdo Lopes)が得点を奪い逆転に成功するも、同41分にソシエダのイニゴ・マルティネス(Inigo Martinez)にゴールを許し、2-2の同点に追いつかれた。

 しかしながらレバンテは、後半ロスタイムにスアレスがフリーキック(FK)を直接決め、土壇場で勝ち点3を獲得した。

 同日行われたその他の試合では、ジョディ・アルバ(Jordi Alba)のゴールでバレンシア(Valencia CF)が1-0でレアル・サラゴサ(Real Zaragoza)に勝利した。また、ラージョ・バジェカーノ(Rayo Vallecano)がマラガ(Malaga CF)に2-0で、スポルティング・デ・ヒホン(Real Sporting de Gijon)がマジョルカ(Real Mallorca)に1-0でそれぞれ勝利し、オサスナ(CA Osasuna)とヘタフェ(Getafe CF)は2-2で引き分けた。

 25日に行われた試合では、FCバルセロナが1-0でグラナダ(Granada CF)に勝利し、セビージャFC(Sevilla FC)とラシン・サンタンデール(Racing Santander)は2-2で引き分けた。

 アンドレス・イニエスタ(Andres Iniesta)とダビド・ビジャ(David Villa)を温存し、クエンカ(Juan Isaac Cuenca Lopez)を先発に抜擢したFCバルセロナは、試合を終始コントロールしたものの、スコアレスドローに終わった23日のセビージャFC(Sevilla FC)戦と同様にゴール前で苦戦した。

 リオネル・メッシ(Lionel Messi)とペドロ・ロドリゲス・レデスマ(Pedro Rodriguez Ledesma)が積極的にゴールに迫るも得点を挙げられず迎えた前半33分、FCバルセロナはシャビ・エルナンデス(Xavi Hernandez)が直接フリーキック(FK)を決めて先制点を奪った。

 後半に入るとFCバルセロナは、ハイメ・ロメロ(Jaime Romero)、ダニエル・ベニテス(Daniel Benitez)が退場処分となり数的不利となったグラナダから追加点を奪うことができなかったものの、公式戦での連続無失点記録を7試合に伸ばした。(c)AFP