【8月16日 AFP】スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)は15日、イングランド・プレミアリーグのアーセナル(Arsenal)からセスク・ファブレガス(Cesc Fabregas)を5年契約で獲得した。

 長期間続いた移籍騒動に終止符を打ち、セスクが8年ぶりに「古巣」に復帰した。移籍金は2900万ユーロ(約32億円)で、出来高により最大3500万ユーロ(約39億円)まで支払われる。

 セスクは同日、メディカルチェックをパスして契約を交わし、本拠地カンプ・ノウ(Camp Nou)に詰め掛けた約3万5000人のファンの前に、背番号4番のユニフォーム姿で現れた。

 クラブは「セスクは、今後5年間の契約を結び、FCバルセロナに加入した。違約金は2億ユーロ(約220億円)に設定される」との声明を発表している。

 セスクは記者会見で「ファンのみんなにお礼を言いたい。この日を何日も、何か月も、何年も待ち望んでいた。8年ぶりに我が家に帰ってこられた今日は特別な日だ。人生最大のチャレンジに臨むために僕はここにいる」と決意を語り、アーセナルのアーセン・ベンゲル(Arsene Wenger)監督については「さよならを言うために12日に会った。僕にとって父のような存在だから、感傷的になったね。今ここにいるのはベンゲル監督のおかげだ。感謝しても感謝しきれない」と続けた。

 セスクはアーセナル在籍8シーズンで通算303試合に出場し57得点を記録、2008-09シーズン途中には主将に任命された。また、スペイン代表としてこれまで58試合に出場している。(c)AFP