【5月22日 AFP】10-11スペイン1部リーグは21日、最終第38節が行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)がアルメリア(UD Almeria)を8-1で下した。

 レアル・マドリードのクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)はこの試合で2得点を挙げ、リーグ戦最多得点記録を40点に塗り替えた。

 1950-51シーズンにアスレティック・ビルバオ(Athletic Bilbao)の故テルモ・サラ(Telmo Zarra)氏、1989-90シーズンにレアル・マドリードのウーゴ・サンチェス(Hugo Sanchez)氏が記録した38ゴールに並んでいたロナウドは、前半4分に記録更新の得点を挙げ、後半32分には通算40得点目となるゴールを決め、自身初のピチーチ賞(Pichichi、得点王)を獲得した。

 一方、王者FCバルセロナ(FC Barcelona)は3-1でマラガ(Malaga CF)を下し、28日に行われる欧州チャンピオンズリーグ2010-11(UEFA Champions League 2010-11)決勝、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)戦に向けて弾みをつけた。

 リーグ優勝をすでに手にしている中、マンチェスター・ユナイテッド戦を見据え、リオネル・メッシ(Lionel Messi)ら主力選手を温存したFCバルセロナのジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督は、「我々は(チャンピオンズリーグの)決勝に集中しており、復帰する予定のガブリエル・ミリート(Gabriel Milito)を含めて選手全員が揃っている。マンチェスター・ユナイテッドの出かたを見るつもりだし、彼らを止めるためにも、しっかりとした心持ちで臨みたい」と語っている。

 同日行われた試合ではデポルティボ・ラ・コルーニャ(Deportivo La Coruna)がホームでバレンシア(Valencia CF)に0-2で敗れ、2部降格となった。第37節を終え、18位だったレアル・サラゴサ(Real Zaragoza)が勝利したため、敗れたデポルティボ・ラ・コルーニャは18位に終わり、19位のアルメリアと20位のエルクレスCF(Hercules CF)と共に降格となった。

 デポルティボ・ラ・コルーニャは20シーズン連続で1部リーグで戦い、1999-2000シーズンにはリーグ優勝、2003-04シーズンの欧州チャンピオンズリーグではベスト4進出を果たしている。

 また、セビージャFC(Sevilla FC)が5位、アスレティック・ビルバオが6位でヨーロッパリーグ2011-12(UEFA Europa League 2011-12)の本戦出場権を獲得。アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)は、セルヒオ・アグエロ(Sergio Aguero)のハットトリックなどで勝利して7位に確保し、ヨーロッパリーグ予選への切符を手にしている。(c)AFP/Phil Seery