【5月19日 AFP】サッカースペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)は18日、同国南東部ムルシア(Murcia)州ムルシアで、11日に同州で発生した地震の被災者への義援金を募る慈善試合を行った。

 ムルシア近郊のロルカ(Lorca)で発生した地震では9人が死亡、約100人が死亡したほか、1000人が家を失った。

 試合はレアル対ムルシア州選抜で行われ、2-2の引き分けに終わった。レアルはカリム・ベンゼマ(Karim Benzema)とクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)がゴール、ムルシア選抜はペペ(Pepe)のオウンゴールとメカ(Meca)の得点。レアル・マドリードの公式ホームページによれば、レアル・ムルシア(Real Mursia)の本拠地ヌエバ・コンドミナ・スタジアム(Nueva Condomina Stadium)には、約3万2000人の観衆が詰めかけた。

 レアルのシャビ・アロンソ(Xabi Alonso)は「つらいときには、こういった行為で人々を元気付けたり、希望を与えることができる。僕らはサッカーをプレーすることで支援する。それが僕らの知っている最良のやり方だからね。この小さな支援と、街の生命力や熱意で、人びとはこの地震を乗り越えるだろう。面白い、良い試合で、みんな楽しんでプレーしていた」と試合後に語った。

 レアルの選手たちは試合前に、ロルカの中でも被害が大きかった地域を慰問している。(c)AFP