【5月1日 AFP】10-11スペイン1部リーグは30日、第34節の試合が行われ、首位のFCバルセロナ(FC Barcelona)と2位のレアル・マドリード(Real Madrid)が共に敗れた。

 先にキックオフを迎えていたレアル・マドリードがホームでレアル・サラゴサ(Real Zaragoza)に2-3で敗れたため、バルセロナは勝利すれば3連覇まであと勝ち点1に迫ることができた。しかし、バルセロナはレアル・ソシエダ(Real Sociedad)に1-2と競り負け、32試合ぶりにリーグ戦で敗戦を喫した。

 バルセロナは前半29分にティアゴ・アルカンタラ(Thiago Alcantara do Nascimento)の得点で先制したものの、後半26分にデイエゴ・イフラン(Diego Ifran)に同点ゴールを許し、同37分にはシャビエル・プリエト(Xabier Prieto)にペナルティーキック(PK)から逆転ゴールを許した。バルセロナは、リーグ戦では2010年9月以来となる今シーズン初のアウェイでの黒星を喫した。

 一方のレアル・マドリードは、サラゴサのアンヘル・ラフィタ(Angel Lafita)の2得点とガビ(Gabi)のPKで3点を許した。セルヒオ・ラモス(Sergio Ramos)とカリム・ベンゼマ(Karim Benzema)のゴールで2点を返したものの、後半にはこの試合2枚目のイエローカードを受けたリカルド・カルバーリョ(Ricardo Carvalho)が退場処分となった。

 レアル・マドリードのジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督は「この敗戦の非難を受けるべきは、監督として前半にチームのモチベーションを上げることができなかった私だけだ」と試合後に振り返っている。(c)AFP/Phil Seery