【6月10日 AFP】欧州選手権2008(Euro 2008)でスペイン代表の優勝に貢献したバレンシア(Valencia CF)のダビド・ビジャ(David Villa)が、レアル・マドリード(Real Madrid)と契約目前にあると9日にスペイン紙が報じた。

 ビジャの移籍が成立すれば、フロレンティノ・ペレス(Florentino Perez)新会長の下、レアル・マドリードは8日にACミラン(AC Milan)から移籍金6500万ユーロ(約89億円)で獲得したカカ(Kaka)に次ぎ、2人目のビッグネーム獲得となる。

 ペレス会長は、2009-10シーズンにFCバルセロナ(FC Barcelona)からの覇権奪回を可能とする「スペクタクルなチーム」を築くと明言している。

 スペインのスポーツ紙マルカ(Marca)は、レアル・マドリードがビジャの獲得に移籍金3700万ユーロか3800万ユーロ(約51億円か52億円)プラス出来高払いの条件提示を準備していると報じている。

 一方、バレンシアはクラブの財政難を解消するために複数の主力選手放出が見込まれると報じられている。

 2008-09シーズンの国内リーグ戦でビジャは28得点を記録している。(c)AFP