【6月10日 AFP】世界最大手の広告マーケティング・グループ、ウェーバー・シャンドウィック(Weber Shandwick)が9日、レアル・マドリード(Real Madrid)のカカ(Kaka)獲得はクラブに1シーズンあたり1億ドル(約97億円)の追加収入をもたらすと試算した。

 同社は、カカの世界的な知名度が2003年から2007年まで同クラブに在籍したデビッド・ベッカム(David Beckham)のようにユニフォーム販売、スポンサー収入、チケット販売で収益増加を促し、ファンを世界規模で拡大させるとしている。さらに、クラブの海外ツアーによる収益拡大も見込まれる。

 試算したサイモン・チャドウィック(Simon Chadwick)氏は、クリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)が同クラブに入団すれば、さらに1シーズンあたり7500万ドル(約73億円)の収益増加が見込まれるとしている。

 レアル・マドリードは、ベッカムが米メジャーリーグサッカー(MLS)のロサンゼルス・ ギャラクシー(Los Angeles Galaxy)に移籍するまで、ベッカムのユニフォームや関連商品の販売だけで6億ドル(約583億円)の収益があったとしている。(c)AFP