【5月14日 AFP】（写真追加）サッカースペイン国王杯（Copa del Rey 2008-09）決勝、アスレティック・ビルバオ（Athletic Bilbao）対FCバルセロナ（FC Barcelona）。試合はバルセロナが4-1で勝利し、11シーズンぶり25度目の優勝を果たした。

　決勝の地メスタージャ・スタジアム（Mestalla stadium）でビルバオを下したバルセロナが、スペインでは初となる3冠達成に向けて一歩前進した。

　ビルバオは前半9分にガイスカ・トケロ（Gaizka Toquero）のヘディングで先制したが、同31分にヤヤ・トゥーレ（Yaya Toure）の素晴らしい個人技で同点に追いついたバルセロナは、その後リオネル・メッシ（Lionel Messi）、ボージャン・クルキッチ（Bojan Krkic）、シャビ・エルナンデス（Xavi Hernandez）が立て続けに得点を記録し、1998年以来の国王杯優勝を果たした。

　ジョゼップ・グアルディオラ（Josep Guardiola）監督の指揮官としての初タイトルは、チームにとって3シーズンぶりのトロフィー獲得となったが、バルセロナは17日のマジョルカ（RCD Mallorca）戦で勝ち点1を獲得すれば19度目のリーグ優勝を決めることになる。

　バルセロナにとってスペインではどのチームも成し得ていない3冠への最後のとりでは、27日に行われるマンチェスター・ユナイテッド（Manchester United）との欧州チャンピオンズリーグ2008-09（UEFA Champions League 2008-09）決勝となる。

　一方、国王杯で23度優勝しているビルバオにとって1985年以来の決勝は、大きな失望を伴う結果となった。(c)AFP/Phil Seery