【12月3日 AFP】故障者とチームの不調に苦しむスペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)が、オランダエールディビジのアヤックス(Ajax)から同国代表のフォワード(FW)、クラース・ヤン・フンテラール(Klaas-Jan Huntelaar)を2700万(約32億円)ユーロで獲得したことが、両クラブの発表により2日に明らかとなった。

 フンテラールは、ひざの手術を受けシーズン中の復帰が絶望視されるルート・ファン・ニステルローイ(Ruud Van Nistelrooy)の代役として活躍が期待されている。

 レアル・マドリードは声明で「フンテラールは現在、正式にレアル・マドリードの選手だ」と発表し、この中ではフンテラールの「ポジショニング、ゴールへの嗅覚、知性」などが称賛されている。

 また、同クラブは声明で「合意はもちろんメディカルチェックの通過を条件としており、その後レアル・マドリードとの契約書にサインを交わす」とし、同選手は2013年6月30日までチームに留まるものと見られている。

 アヤックスは移籍金が2700万ユーロだったことを明らかにし、2000万ユーロ(約26億円)が定額で支払われ、残りの700万ユーロ(約6億5000万円)は各条件により変動する。

 現在フンテラールは足首の負傷で戦列を離れており、12月中旬以降の復帰が見込まれている。

 08-09シーズンに6得点を記録しているフンテラールは、07-08シーズンにはリーグ戦34試合で33得点を記録しリーグの得点王に輝いている。(c)AFP