【11月18日 AFP】スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)は17日、最近のチームの相次ぐ敗戦にもかかわらず、ベルント・シュスター(Bernd Schuster)監督への信頼を表明した。

 成績不振により、2007-08シーズンからチームを指揮するシュスター監督がロッカールームでの信頼を失い、解任される可能性があるとの報道がなされた。

 スポーツディレクターのページャ・ミヤトヴィッチ(Pedja Mijatovic)氏は、最近の試合では多少の「不運」に見舞われたものの、「素晴らしい仕事をしているシュスター監督に全幅の信頼を寄せている」と会見の場で語った。

 リーグ戦で2連覇を成し遂げているレアル・マドリードは、カップ戦を含めた最近の公式戦では多くの敗戦に苦しんでおり、リーグ戦では首位に立つFCバルセロナ(FC Barcelona)と勝ち点5差で4位につけている。

 15日に行われたリーグ戦では0-1でレアル・バジャドリード(Real Valladolid)に敗れたレアル・マドリードは、その数日前に行われたスペイン国王杯(Copa del Rey 2008-09)の4回戦では、3部リーグのレアル・ウニオン(Real Union)に屈辱的な敗戦を喫し、大会から姿を消している。

 ミヤトヴィッチ氏は、シュスター監督に関する記事を読み「とても驚いた」との見解を示した。ミヤトヴィッチ氏は「最近の結果を受け、誤った決断へと向かってはならない・・・シーズン終了時に、チームの立場、しなければならないことやどのような決断を下さなければならないのかを明確にするため、厳格な分析が行われる。それでも今のチームがシーズン終了時には、多くの満足をもたらしてくれると信じている」と語っている。(c)AFP