【9月29日 AFP】08-09スペイン1部リーグのRCDエスパニョール（RCD Espanyol）は、27日に行われた対FCバルセロナ（FC Barcelona）の試合で、一部のバルセロナの選手の「反スポーツ的」な行動に対し、正式に抗議する予定であることを明かした。

　エスパニョールのスポークスマンXavi Andreu氏は、27日にバルセロナで行われた08-09スペイン1部リーグ第5節、RCDエスパニョール対FCバルセロナの試合を受けて「我々は一部のバルセロナの選手の行動を反暴力委員会（The national anti-violence commission）へ報告する」とAFPの取材に対し29日に明かした。

　ネネ（Nene）がひじ打ちにより退場処分を受けて10人になったエスパニョールは、1点リードで迎えた後半24分にルイス・メディーナ（Luis Medina）主審が過激なバルセロナのサポーターがエスパニョールの観客席に発炎筒を投げ込んだとして試合を一時中断した。

　バルセロナのリオネル・メッシ（Lionel Messi）が後半ロスタイムにペナルティーキック（PK）で決勝点を決め、熱狂的なバルセロナサポーターグループとして知られる「Boixos Nois」がいるスタンドの前で、一部のバルセロナの選手が歓喜した。

　エスパニョールはその選手たちの行動が、「反スポーツ的」、「暴力への扇動」であったと考えているとAndreu氏は語った。

　また、どのバルセロナ選手が関与したかを「我々はビデオ映像を分析する」つもりであることを明かした。

　スペインのスポーツメディアの写真によると、バルセロナのメッシ、サミュエル・エトー（Samuel Eto’o）、ティエリ・アンリ（Thierry Henry）が関与していることが示されていた。

　また、この試合後に5人のバルセロナサポーターが逮捕されている。(c)AFP