【7月25日 AFP】スペイン・リーガエスパニョーラ1部のFCバルセロナ(FC Barcelona)は24日、所属するアルゼンチン代表のリオネル・メッシ(Lionel Messi)の北京五輪への派遣に関して、義務はないとの見解を改め主張した。

 FCバルセロナは公式ウェブサイトで「現在、国際サッカー連盟(Federation Internationale de Football AssociationFIFA)の規定では、クラブには選手を派遣する義務はない」と改めて表明し「意見の一致に向けた提案を繰り返し発表した」と付け加えた。

 なお、FIFAのジョセフ・ゼップ・ブラッター(Joseph Sepp Blatter)会長は23日に、各国サッカー協会に対して23歳以下の選手を五輪に派遣することが義務であるとする内容の通達を出したことを明らかにしている。

 メッシは現在、新シーズンに向けスコットランドで行われているFCバルセロナのトレーニングキャンプに参加しており、24日にエディンバラ(Edinburgh)で行なわれたハイバーニアン(Hibernian)との親善試合では、前半15分にドリブルで中央へ切り込んでゴールを決めている。(試合はFCバルセロナが6-0で勝利)

 この親善試合の前に、メッシにはアルゼンチン代表として北京には行かず、クラブのために欧州チャンピオンズリーグで戦ってほしいとの意見を明らかにしたFCバルセロナの主将カルレス・プジョル(Carles Puyol)は、クラブの公式ウェブサイトで、「彼は我々にとって非常に重要なプレーヤーで、世界でも最高の選手の1人だ」と称賛し、「この問題が整理され、彼が我々のもとにとどまっていることを願う」と明かしている。(c)AFP