【2月22日 AFP】スペイン・リーガエスパニョーラ1部のレアル・マドリード(Real Madrid)に所属するラウル・ゴンザレス(Raul Gonzalez)は現地21日、サッカー欧州選手権2008(Euro 2008)に臨むスペイン代表チームにルイス・アラゴネス(Luis Aragones)監督が自身を招集しないだろうということを承知していると語った。

 ラウルはスペインサッカー連盟(Real Federacion Espanola de Futbol:RFEF)の本部でアラゴネス監督との間にある緊張を和らげるため会談を行い、その後同監督と共に記者会見に出席した。

 会見の席上でラウルは「(自身が代表チームに選出されるという事が)私にとって本当に非常に複雑で、厳しいことは分かっている。だが希望は捨てていない。私が求めることは監督、チーム、そして私にとっての最良の道だ」と自身の考えを明らかにした。

 一方、調子を取り戻しているラウルを2006年9月以来代表チームに招集していないアラゴネス監督は「ラウルのことも、彼が何をできるかも承知している。私が彼を必要だ、招集しなければならないと思えば呼ぶ。そうでなければ呼ぶことはない」と語り、ラウルを招集するか否かの手掛かりを見せることはなかった。

 欧州選手権本大会はオーストリアとスイスの2カ国共同開催で2008年6月7日から29日にかけて開催される。(c)AFP