韓国、敗戦もイランとともに出場権獲得 W杯アジア最終予選
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【6月19日 AFP】2014年サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)アジア最終予選は18日、各地で行われ、グループAではイランと韓国が本大会出場を決めた。
韓国と対戦したイランは、劣勢の展開の中で後半に得点を挙げて1-0で勝利し、グループ首位での本大会出場を決めた。敗れた韓国も、同グループのもう1試合でウズベキスタンが5-1でカタールに勝利したため冷や汗をかいたが、得失点差で出場を決めた。
両チームの激しい試合が終わった後には、韓国のファンがイランの選手らにものを投げつけ、また挑発するようなしぐさを見せたイランのカルロス・ケイロス(Carlos Queiroz)監督を韓国側が非難する事態が起こっている。
イランの選手が国旗を手に蔚山文殊サッカー競技場(Ulsan Munsu Football Stadium)を駆け回り、W杯出場を喜ぶと、怒った本拠地のファンはそこへペットボトルなどを投げつけた。
また大韓サッカー協会(Korea Football Association、KFA)の役員によると、ケイロス監督が韓国の崔康煕(Choi Kang-Hee、チェ・ガンヒ)監督に対して挑発するようなしぐさをしたことで、韓国の選手が激高し、イラン側のベンチへ殺到する事態になりかけたという。
こうして、試合前から激しい舌戦が繰り広げられていた両チームの対戦は、最後まで後味の悪いものとなった。
試合を前に韓国側がイランに「苦痛を与える」、「血の涙を流させる」と発言していたのに対し、イランもケイロス監督が韓国を「恥知らず」と呼び、また0-1でウズベキスタンに敗れた際に韓国から挑発されたと非難の言葉を口にしていた。(c)AFP