【6月18日 AFP】2014年サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)アジア最終予選のイラク戦を18日に控え、オーストラリアのルーカス・ニール(Lucas Neill)が記者会見に臨んだ。

 現在グループBで本大会の出場が自動的に決定する2位につけるオーストラリアは、イラクに勝利すれば3大会連続となるW杯出場が決まる。グループ3位には勝ち点1差でオマーンがつけている。

 11日のヨルダン戦で4-0と完勝したオーストラリアだが、すでに喜んでいるものは誰もいないとニールは語った。

 代表戦91試合目となったヨルダン戦で代表初ゴールを決めたニールは、「とても落ち着いている。監督やベテラン選手は、サンバを踊るという話を誰もしていないことを確かめた。まだ誰もブラジルに到達していない」とコメントした。

「1戦必勝だ。念願の夢の話はその後始められる」

 すでに本大会出場の夢が絶たれているグループ最下位のイラクは、主将のユニス・マフムード(Younis Mahmoud)が欠場、中盤を司るナシャト・アクラム(Nashat Akram)は遠征に帯同していない。

 しかしながらオーストラリア代表のホルガー・ オジェック(Holger Osieck)監督は、約8万人の観客の前で行われるシドニー(Sydoney)での試合に、満足しきって臨まないよう釘を刺した。

「明日(18日)は良い試合ができるだろうと確信している。全員が100パーセント集中しているし、観客も大勢来ることだろう。ホームでの試合ということで、前向きに意欲を駆り立ててくれる。確実に(本大会の出場権獲得を)実現できるだろう」

 オーストラリアとイラクはこれまでW杯予選で5度の対戦があり、通算成績はオーストラリアの3勝1敗1分けとなっている。

 日本が首位で本大会出場を決めたため、グループBの出場枠は残り1つとなっている。3位のチームはプレーオフに回ることになる。(c)AFP