【6月18日 AFP】元サッカー選手のデビッド・ベッカム(David Beckham)氏が17日、7日間の中国訪問を始めた。

 国内リーグのスキャンダルにより、同国のサッカーが恥辱を受けている中、元イングランド主将のベッカム氏が訪中初日に北京(Beijing)で開催されたチャリティイベントに出席し、中国のファンを魅了させた。

 先のシーズンではフランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)でプレーしたベッカム氏は、リーグ優勝を果たした後、5月に現役引退を発表。

 ベッカム氏は子供のためのチャリティイベントで、PSGのユニフォームに加え、それ以前に所属したイタリア・セリエAのACミラン(AC Milan)、米メジャーリーグサッカー(MLS)のロサンゼルス・ギャラクシー(Los Angeles Galaxy)、スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)、そしてイングランド代表のユニフォームを寄付した。

 またベッカム氏は同イベントで、自身のキャリアで一番素晴らしかったことは、イングランド代表として115度の試合出場を果たしたことだったと語った。

「自分が成し遂げたことの中で最高だったのは、こんなに多くの試合に出れたことです。そして主将として母国の代表チームを率いることができたのも特別な経験でした」

 ベッカム氏は中国で絶大な人気を誇り、「リトル・ベックス(Little Becks)」という愛称で親しまれている。

 中国版ツイッター(Twitter)といわれるマイクロブログサービス、「新浪微博(Sina Weibo)」のアカウントを17日に立ち上げたところ、およそ2時間で10万人ものユーザーからフォローされた。

 23日には、妻のビクトリア(Victoria Beckham)さんも中国で同氏と合流するといわれている。(c)AFP