【6月17日 AFP】サッカーコンフェデレーションズカップ2013(Confederations Cup 2013)は16日、グループBの試合が行われ、スペインは2-1でウルグアイに勝利し、初戦を白星で飾った。

 90分を通して試合を支配したW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)王者スペインは、ペドロ・ロドリゲス・レデスマ(Pedro Rodriguez Ledesma)がDFに当たって入る先制点を決め、32分にはロベルト・ソルダド(Roberto Soldado)が追加点を挙げて試合をほぼ決めたが、終盤にウルグアイのルイス・スアレス(Luis Suarez)にFKを直接決められた。

 スペインを率いるビセンテ・デル・ボスケ(Vicente del Bosque)監督はGKイケル・カシージャス(Iker Casillas)への信頼を貫き、先発で起用した。カシージャスは1月に指を骨折すると、復帰後も所属のレアル・マドリード(Real Madrid)を率いたジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)前監督との不和により、シーズン後半はほとんど試合に出場していなかった。

 優勝候補のスペインは序盤からセスク・ファブレガス(Cesc Fabregas)の低いシュートなどでゴールに迫ると、前半20分に幸運の女神がほほえみ、早くも均衡を破った。ペドロのシュートはウルグアイのDFディエゴ・ルガーノ(Diego Lugano)に当たってコースが変わり、GKフェルナンド・ムスレラ(Fernando Muslera)の逆をついた。

 いつものように、ウルグアイに前半ほとんどボールを触らせなかったスペインは、26分にシャビ・エルナンデス(Xavi Hernandez)がFKで追加点を狙ったが、これはわずかに枠をそれた。

 それでもスペインは同32分、DFを2人引きつけたセスクがフリーのソルダドを見逃さずにパスを送ると、ソルダドがワントラップからネットの天井を揺らすシュートを蹴り込んだ。

 試合時間残り20分となったところでディエゴ・ペレス(Diego Perez)に代えてベテランのディエゴ・フォルラン(Diego Forlan)を投入するとウルグアイは活性化し、後半43分にスアレスが壁の上を巻くFKを決め、完封負けを免れた。(c)AFP/Chris Wright