【6月17日 AFP】サッカーコンフェデレーションズカップ2013(Confederations Cup 2013)は16日、グループAの試合が行われ、イタリアは2-1でメキシコに勝利し、白星発進を果たした。

 マラカナン・スタジアム(Maracana stadium)での初戦で、イタリアは後半33分にマリオ・バロテッリ(Mario Balotelli)が殊勲の決勝点を決めた。勝利したイタリアは、前日のブラジリア(Brasilia)での試合で日本を3-0で下したブラジルとともに、勝ち点3を獲得している。

 イタリアは前半27分、ベテランのアンドレア・ピルロ(Andrea Pirlo)がFKを直接決めて先制した。この試合が代表100キャップ目となった34歳のピルロは、約25メートルのカーブをかけたFKでメキシコのGKホセ・コロナ(Jose de Jesus Corona)を破った。

 1999年に地元開催のコンフェデレーションズカップで優勝を果たしているメキシコは、ピルロの先制点でようやく目を覚まし、失点からわずか6分後、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)に所属するハビエル・エルナンデス(Javier Hernandez)がPKを決めた。

 メキシコはジオバンニ・ドスサントス(Giovanni Dos Santos)がペナルティーエリア付近でアンドレア・バルツァッリ(Andrea Barzagli)からボールを奪うと、エリア内でそのバルツァッリに倒されてPKを獲得した。

 後半に入ると、イタリアは15分過ぎにピルロが再び代名詞のFKでゴールを狙ったがわずかに枠を捉えられず、その後クラウディオ・チェーザレ・プランデッリ(Claudio Cesare Prandelli)監督は、クラウディオ・マルキジオ(Claudio Marchisio)に代えてトリノ(Torino FC)のアレッシオ・チェルチ(Alessio Cerci)を投入し、活性化を図った。

 メキシコはヘラルド・フロレス(Gerardo Flores)が好機を迎えたがヘディングシュートは得点にはならず、徐々に尻すぼみとなり、W杯ブラジル大会(2014 World Cup)北中米カリブ海予選でも停滞の原因となっている引き分けでも満足すべき状況になっていった。

 しかしイタリアは終盤、エマヌエレ・ジャッケリーニ(Emanuele Giaccherini)の浮き球のパスからバロテッリが得点を決め、メキシコを退けた。グループリーグ突破へ大きく前進したイタリアは、この後日本、ブラジルと対戦する。(c)AFP