【6月12日 AFP】2014年サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)アジア最終予選は11日、各地で行われ、グループBの日本は1-0でイラクに勝利した。

 敗れたイラクは2014年に行われる本大会出場の可能性が無くなり、最終予選敗退が決まった。

 イラクはグループリーグで3戦全敗に終わった1986年大会以来となるW杯出場の可能性を残すため、この試合で勝利を必要としていた。

 しかし、日本は試合終了間際にドイツ・ブンデスリーガ1部のVfBシュツットガルト(VfB Stuttgart)に所属する岡崎慎司(Okazaki Shinji)が決勝点を挙げ、イラクの希望を打ち砕いた。

 1993年に今回と同じドーハで行われたW杯米国大会のアジア最終予選で、イラクと2-2で引き分けて本大会出場を逃し、失意を味わっていた日本だったが、後半44分に遠藤保仁(Yasuhito Endo)のパスから岡崎が得点を決め、イラクに雪辱を果たした。

 しかしながら、4日のオーストラリア戦ですでにW杯出場を決めていた日本は、試合開始直後から捨て身の攻勢に出るイラクに攻め込まれ、苦戦を強いられる展開だった。

 この結果、イラクは7試合を終えて勝ち点5にとどまり、最終戦でオーストラリアに勝利したとしても3位以内に入ることが不可能になっている。(c)AFP