【6月11日 AFP】欧州サッカー連盟(Union of European Football AssociationsUEFA)は10日、トルコ1部リーグのベシクタシュ(Besiktas)の八百長行為に関する調査を開始した。

 ベシクタシュは、役員2人が2011年のトルコカップ(Turkey Cup)決勝で八百長を働いたとして調査を受けている。

 一方、ルーマニア1部リーグのステアウア・ブカレスト(Steaua Bucharest)は、汚職ですでに実刑判決を受けたジジ・ベカリ(Gigi Becali)会長が、2008年にライバルチームの選手に賄賂を送ったとして先週、さらに3年の有罪判決を受けた。このため、ステアウアは欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)の出場権が剥奪される可能性が出てきている。

 チャンピオンズリーグ出場に関する基準の中で、UEAFは八百長に直接、あるいは間接的に関与したチームの出場を禁止することが可能となっている。

 ベシクタシュとステアウアの審理は、UEFAの規律委員会により、スイス・ニヨン(Nyon)で21日に行われる。

 また同規律委員会は、22日に役員5人に八百長関与の疑いがあるフェネルバフチェ(Fenerbahce)の審理も行う予定としている。

 判決は6月24日に発表される予定。(c)AFP