【6月6日 AFP】サッカー元ドイツ代表の主将ミヒャエル・バラック(Michael Ballack)氏の引退試合が5日、ドイツ・ライプチヒ(Leipzig)で行われた。

「さようならキャプテン。世界一流選手との夕べ」と銘打たれた試合で、5万人の観客が見守る中、バラック氏は最後のプレーを披露した。

 代表戦のキャップ数98を誇るバラック氏は3得点を挙げる活躍を見せ、試合はバラック・アンド・フレンズ(Ballack and Friends)が4-3で世界選抜に勝利した。

 バラック氏は、「長いシーズンが終わった後にもかかわらず、国際的なスター選手が来てプレーしてくれたことは本当にすばらしいこと。厳しい時もあったが、本当に最高の選手生活だった」とコメントした。

 バラック氏は、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)で3度、カイザースラウテルン(1.FC Kaiserslautern)で1度ドイツ・ブンデスリーガ1部を制し、チェルシー(Chelsea)ではイングランド・プレミアリーグとFAカップ(FA Cup)を制覇している。

 試合会場に訪れたチェルシーのジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)新監督は、バラック氏を賞賛した。モウリーニョ監督は2006年にバラックをチェルシーに加入させている。

「チェルシーとドイツ代表にとってすばらしい選手だった。引退後の世界でも幸せになることを心の底から願っている」

 また、バラック氏と確執があった現ドイツ代表指揮官のヨアヒム・レーブ(Joachim Loew)監督も試合会場を訪れている。(c)AFP