【6月3日 AFP】サッカー国際親善試合は2日、各地で行われ、ブラジルとイングランドは2-2で引き分けた。

 前半から試合の主導権を握ったブラジルが後半12分にフレッジ(Fred)のゴールで先制したものの、イングランドはその10分後にアレックス・オックスレイド・チェンバレン(Alex Oxlade-Chamberlain)の技ありのシュートで同点とした。

 さらにイングランドは後半24分にウェイン・ルーニー(Wayne Rooney)がドライブシュートで勝ち越し点を挙げたが、その3分後にブラジルのパウリーニョ(Jose Paulo Bezerra Maciel Junior 'Paulinho')がボレーシュートで同点弾を決め、多額の費用をかけて改修されたマラカナン・スタジアム(Maracana stadium)での試合を引き分けに持ち込んだ。

 2月にウェンブリー・スタジアム(Wembley Stadium)で行われた親善試合では、イングランドが、2002年サッカーW杯日韓大会(2002 World Cup)優勝監督のルイス・フェリペ・ スコラーリ(Luiz Felipe Scolari)監督が指揮官復帰を飾ったブラジルに勝利している。

 ブラジル代表で2度目の指揮を執るスコラリ監督だが、再就任後の6試合でわずか1勝を挙げるにとどまっており、プレッシャーが高まっている。現在、ブラジルは過去最低の世界ランク19位となっている。

 イングランドのロイ・ホジソン(Roy Hodgson)監督は、「後半は非常に良いプレーで勝利に向けて耐えられるかと思ったが、すばらしいシュートにやられた。前半はやりたいサッカーができず、ブラジルはそれができていた。引き分けは妥当な結果だ」とコメントした。(c)AFP