【5月30日 AFP】サッカー国際親善試合は29日、各地で行われ、イングランドとアイルランドは1-1で引き分けた。

 隣国との18年ぶりとなった対戦で引き分けたイングランドには、解答以上により多くの問題が残った。

 前半13分にアイルランドのシェーン・ ロング(Shane Long)に先制点を許したイングランドだったが、同23分にフランク・ランパード(Frank Lampard)が同点ゴールを挙げた。

 後半に試合の主導権を握ったものの、ダニエル・スターリッジ(Daniel Sturridge)が負傷退場となったイングランドのロイ・ホジソン(Roy Hodgson)監督は、次戦にさらなる積極性を望むことだろう。

 イングランドは、2014年サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)の開催国ブラジルとマラカナン・スタジアム(Maracana Stadium)の再開場を記念した国際親善試合を6月2日に行う予定となっている。

 負傷したスターリッジがブラジル遠征に同行しないことを明かしたホジソン監督は、「後半のパフォーマンスにはとても満足している。十分にボールを支配し、勝利に向けてゴールのチャンスもあったが、アイルランドのGKを賞賛すべきだろう。今日については不満は言えない。唯一ゴールを決められるだろうという時に1点を取った」とコメントした。

 一方、ジョバンニ・トラパットーニ(Giovanni Trapattoni)監督率いるアイルランドは、2日にグルジアとの親善試合を行い、7日にはブラジルW杯欧州予選のフェロー諸島戦に臨む。

 また、この試合に先駆け、今年初めに代表戦通算100試合出場を果たしたアシュリー・コール(Ashley Cole)に、ホジソン監督から記念のキャップが贈呈されている。(c)AFP