【5月28日 AFP】6月15日に開幕するサッカー、コンフェデレーションズカップ2013(Confederations Cup 2013)の会場となっているスタジアムの屋根が、豪雨の影響で破損した。

 ブラジル・サルバドール(Salvador)にあるアレーナ・フォンテ・ノバ(Arena Fonte Nova)の運営会社は27日、同スタジアムの屋根の一部が激しい雨の影響で損壊したと発表した。

 関係者によると、破損があったのはスタジアム東側の一部のみで、負傷者等も報告されてないという。同スタジアムは2014年サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)の会場としても使用される。

 運営会社は「27日早朝にサルヴァドールを襲った豪雨により、スタジアム東側の膜構造となっている屋根のパネル(プラスチック製)36枚に水が溜まり、それが引き金となって損壊した」と説明した。

 アレーナ・フォンテ・ノバは同国内の合弁企業が約3億4500万ドル(約35億1300万円)を投じて改修し、4月上旬にジルマ・ルセフ(Dilma Rousseff)大統領が参加して落成式が行われたばかりだった。

 6月15日から30日にかけて開催されるコンフェデレーションズカップは、使用される全6会場にとっては来年に控えたW杯を想定したリハーサルとして位置づけられている。

 同大会にはブラジル、日本、メキシコ、イタリア、スペイン、ウルグアイ、タヒチ、ナイジェリアが出場する。アレーナ・フォンテ・ノバでは、6月20日のナイジェリア対ウルグアイ戦、22日にイタリア対ブラジル戦、さらに30日には3位決定戦が行われる予定となっている。(c)AFP