【5月24日 AFP】日本サッカー協会(Japan Football Association、JFA)は23日、オーストラリア代表との2014年サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)アジア最終予選に臨む日本代表メンバーを発表し、故障で戦列を離れていた本田圭佑(Keisuke Honda)と長友佑都(Yuto Nagatomo)が復帰した。

 6月4日に行われるオーストラリア戦へ向けて、日本代表のアルベルト・ザッケローニ(Alberto Zaccheroni)監督は、ロシア・プレミアリーグのCSKAモスクワ(CSKA Moscow)に所属する本田、イタリア・セリエAのインテル(Inter Milan)でプレーする長友ら14人の欧州組を含む代表メンバー26名を招集した。

 イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)で活躍する香川真司(Shinji Kagawa)も招集した日本代表は、30日にブルガリア代表と親善試合を行う。

 本田と長友をけがで欠いて臨んだ3月のアジア最終予選で、ヨルダンに1-2で敗れている日本だが、グループBでは現在2位に勝ち点6差の首位に立っており、オーストラリア戦を引き分け以上で終えれば5大会連続のW杯本大会出場が決定する。

 ザッケローニ監督は、本大会出場を楽観視した雰囲気に警戒感を示しながら、「正念場を迎えている。W杯本大会出場まで、あと一歩のところまで来た」と語った。

「多くの人がすでにW杯出場が決まったという気持ちかもしれないが、それは間違っている。選手が集まった時、チームの緊張感を高めたい」

「ここまで来たら何が何でも勝ちたい。持ち前の技術とバランスを発揮した戦いぶりを見せたい」

 また、今季のJリーグで8得点を記録している柏レイソル(Kashiwa Reysol)の工藤壮人(Masato Kudo)が代表に初招集された。工藤はAFCチャンピオンズリーグ(AFC Champions League 2013)で柏レイソルを準々決勝に導く活躍を見せている。(c)AFP