【5月17日 AFP】今季いっぱいで現役を終えるフランス・リーグ1、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)のデビッド・ベッカム(David Beckham)が現役最後の試合を控える中、思いもよらないクラブが注目を浴びている。

 ベッカムは16日、今シーズンをもって、その類い希な現役生活に幕を下ろす意向を発表した。この引退宣言を受けて、ベッカムにとって最後の試合となる26日のPSG対ロリアン(FC Lorient)のリーグ戦を見ようと、ファンからのチケットの要望が殺到している。

 しかしこの熱狂の中、対戦チームをフランスのロリアンではなく、ロンドン(London)東部に拠点を持つレイトン・オリエント(Leyton Orient)と勘違いするファンが現れた。

 イングランド・フットボールリーグ1(3部)に所属するオリエントは、クラブの公式ツイッター(Twitter)で声明を出し、「電話での問い合わせが相次いだのではっきりさせますが、ベッカムの最後の試合の対戦相手は我々ではなく、ロリアンです」とコメントした。

 元イングランド代表で、プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)やスペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)などでプレーした経歴を持つ選手の最後の試合が、3部チームとの対戦だと考えるはとっぴに思えるかもしれない。

 しかしベッカムが生まれた町、レイトンストーン(Leytonstone)に一番近いプロサッカークラブがオリエントであることから、一部のファンの中で今回の勘違いが生じたのではないかとされている。(c)AFP