【5月16日 AFP】サッカーアルゼンチン代表のアレハンドロ・サベジャ(Alejandro Sabella)監督が、故障を抱えているリオネル・メッシ(Lionel Messi)の回復がW杯南米予選に間に合わない可能性を考慮し、代わりになるオプションを模索していることを明らかにした。

 6月7日にコロンビアとのサッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)南米予選を控えるサベジャ監督は、報道陣に対し、チームの新たな可能性を見い出すには「いい機会」と述べている。

 現役時代にイングランドのシェフィールド・ユナイテッド(Sheffield United)やリーズ・ユナイテッド(Leeds United)でプレーした実績を持つサベジャ監督は、「うまくいけば、リオネルを起用できる。それはそれで何よりだ。それが叶わなかったとしても、彼不在のチームを見られる機会になる。それでも、リオネルが間に合ってほしいという思いに変わりはない」と語った。

 スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)は14日、右太ももの筋肉を負傷したメッシの3週間の戦線離脱を発表した。

 アルゼンチンはホームで行われるコロンビア戦の4日後には敵地でエクアドルとの対戦が控えており、「メッシ依存」と揶揄されるアルゼンチン代表が、同選手を欠いたなかでどれだけの実力を見せられるかに注目が集まっている。

 2014年のW杯で通算3度目の優勝を目指すアルゼンチンは、現在勝ち点24で南米予選の首位に立っており、勝ち点4差の2位にエクアドル、さらに同1差の3位にコロンビアが続いている。(c)AFP