【5月15日 AFP】トルコ1部リーグのガラタサライ(Galatasaray)に所属するディディエ・ドログバ(Didier Drogba)が、12日に行われたフェネルバフチェ(Fenerbahce)戦で自身と、同じコートジボワール出身のエマヌエル・エブエ(Emmanuel Eboue)に対して人種差別的なチャントを浴びせたフェネルバフチェのファンを激しく非難した。

 11-12シーズンまでイングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)に在籍し、今シーズンはガラタサライでリーグ優勝を達成したドログバは、チームのフェイスブック(Facebook)ページにメッセージを投稿し、また別のSNSサイト「インスタグラム(Instagram)」にはチャールズ・ダーウィン(Charles Darwin)の進化論からの写真を載せた。

 ドログバはフェイスブックに、「俺を猿と言うお前らは、2008年に俺がチェルシーでフェネルバフチェを倒した時に泣き叫んだ。俺を猿と言うお前らは、俺がチャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2011-12)を取った時に画面の前で飛び跳ねた」とつづった。

 さらにドログバは「俺を猿と言うお前らは、俺がガラタサライでトルコ王者となったら暴れまわった。何より哀れなのは、俺を猿と言うお前らが、俺の『お猿』の兄弟が昨日の試合で2点取ったら飛び跳ねたくせに、それを忘れちまってることだ」と続け、勝利したフェネルバフチェの2得点を決めたカメルーン出身のアチール・ピエール・ウェボ(Achille Pierre Webo)を引き合いに出した。

   「それでチームの本当のファンだと名乗るつもりか? ガラタサライファンからのコメントを1つ残らず見て、勉強するんだな」 (c)AFP